2024年08月07日

浴室乾燥機のある快適な暮らし

浴室内の換気をするだけでなく、洗濯物の乾燥や暖房機能のある浴室乾燥機、マンションの設備として大変人気があります。あったら便利だろうなと思う反面、「お手入れが大変なんじゃないか?」「使用頻度が高くないのではないか?」「本当に必要なのだろうか?」と悩まれる方も多いのではと思います。

浴室乾燥機付きのマンションを購入予定の方、交換を検討されている方、浴室乾燥機導入を検討されている方は参考にしていただけるとうれしいです。

 

~浴室乾燥機のメリット~

まず、メインで使用する機能は【換気】です。浴室内を換気、乾燥する機能です。それだけ必要な場合は「換気扇」がついていれば十分ですが、浴室乾燥機には、【暖房】【涼風】【乾燥】という機能があります。

入浴時に快適に過ごすことができる【暖房】【涼風】機能は、寒い冬、暑い夏一年を通して快適なお風呂タイムが過ごせます。

【乾燥】は洗濯物を乾燥する機能です。浴室内に洗濯物を干せば衣類のしわを防ぐことができます。洗濯機についている乾燥機または衣類乾燥機でも最近のものはきれいに乾かすことができますが、やはり干して乾かすのとはしわを防ぐという点では差が出ます。また、部屋干しのにおいや生乾きのにおいなどもしにくいです。

花粉、黄砂の時期には洗濯物を外に干したくないと思われる方もいるでしょう。そんなとき乾燥機能は大変便利です。

また寒い冬場には浴室はとても冷えます。急激な気温の変化で血圧や脈拍が変化する「ヒートショック」が起きやすい環境であるといえますので暖房機能で浴室を暖めてヒートショックを防ぐことができます。

 

~浴室乾燥機のデメリット~

浴室乾燥機導入は便利ですが、よいことばかりではありません。デメリットとして最初に思いつくのは干すのが面倒!ということではないでしょうか。主に洗濯物を干せない雨天の日に使用すると思いますが、衣類乾燥機なら洗濯機からポンポン衣類を移動させて電源を入れて待てば乾燥終了ですが、浴室乾燥機の場合はお天気の日と同様あの干す地味~な作業がデメリットといえるでしょう。しかもお風呂の中だけでは干すスペースが狭く結局部屋干しも必要という事態にもなります。

もう一つ、盲点なのが洗濯物を干している間はお風呂に入れないということ。家族全員夕方から就寝までのあいだにお風呂がすむ家庭は、夜中か昼間に乾燥を動かせばいいですが、夜中でも昼間でもお風呂に入りたい家族がいる場合は使用時間に気を配らないといけないかもしれません。

 

~導入するには~

マンションで今現在換気扇が設置されているのであれば、浴室乾燥機が設置可能かどうかを管理会社に確認しましょう。天井埋込は不可だけれど壁掛は可能という場合もあります。

浴室乾燥機には「電気式」「ガス温水式」の2種類があり、電気代や乾燥時間がそれぞれ異なります。

電気式のメリットは初期費用が安いことです。ガス温水式に比べると乾燥能力が低く乾燥に時間がかかります。その分電気代がかかります。あまり乾燥暖房を使用しない人向けでしょう。

ガス温水式は乾燥能力が高くスピーディに乾燥できます。そのため電気代は電気式よりもかかりませんがガス代はかかります。それでもランニングコストはガス温水式の方が安くなります。初期費用に関しては浴室乾燥機の他に暖房熱源機が必要なため熱源機も導入の場合はそれだけで10万円程度かかります。給湯器と一体になっている給湯暖房機でも浴室乾燥機と接続できますのでまずはおうちの給湯器が暖房付きかどうかを確認しましょう。床暖房がある場合は給湯暖房機が設置されています。

 

~交換のときは~

10年以上使用されて交換を考えるときに、あまり使わないから換気のみの「換気扇」にしてしまおうかなと考える方もいらっしゃるかと思いますがあまりおすすめしません。

マンション居室の資産価値が下がる場合もありますし、天井埋込型の場合、ぴったり同じサイズがあるとは限りません。大きくなる場合は天井開口を広げる必要があります。換気扇にするときは今より小さくなることが大半でしょうがその場合は大きさを調節するプレートを取付けることになりますので見た目が今一つになるのは避けられません。

ガス式か電気式かは今設置してあるものと同じにしておく方が余分な工事費がかかりません。

 

交換工事は10万円を超える高い買い物となります。故障時はまずメーカーに不調の内容を伝え、修理可能かを確認しましょう。10年以内であれば部材取り寄せができ部材交換で対応できる場合もあるでしょう。部品交換できてもすぐまた同様の症状が出る可能性が高い場合や、部品の生産がなく本体ごと取替が必要となったときは23社見積りをとってください。

メーカー修理した際に見積を提示されることもあります。電気店、リフォーム会社、専門業者おのおの特徴がありますが、やはりなにかあったときにすぐに来てくれそうな距離の業者さんがいいかもしれません。

 

~お手入れ方法は~

浴室乾燥機は月1回程度のお手入れが必要です。きれいにしておくとそれだけでも電気代節約につながります。

まずはホコリを掃除機でとりましょう。浴室なのでホコリは目立ちませんが意外とホコリがたくさんとれます。

次にカバーをはずしてファンなどの汚れをぞうきんでふき取りましょう。高いところの掃除ですのでけがをしないように気を付けてください。

取扱説明書にカバーの取り外し方や掃除の仕方は必ず記載がありますので確認してください。

 

今回は浴室乾燥機についてご紹介しました。ご自宅にあった設備を上手に活用して、快適な暮らしができますように。サニークラフトもお手伝いをさせていただきたいです。

今後も有益な情報があればどんどんご紹介していきたいと思っています。

お読みいただきありがとうございました。

 #浴室乾燥機 #交換 #カワック